特定行政書士花村秋洋プロフィール

【経歴】

1979年7月13日生。埼玉県さいたま市(旧大宮市)に生まれ、小中高時代は埼玉県内でサッカーと釣りに明け暮れる日々を送る。埼玉県立伊奈学園総合高校では県大会ベスト4、「3軍の青いイナズマ」の異名を持つ。

大学は福祉の勉強を行うため、宮城県仙台市にある東北福祉大学へ進学する。大学時代の4年間は、現在で言う障害者生活支援施設やグループホームにて夜勤のアルバイトを続けてきた。

大学卒業と同時に障害者福祉や児童福祉に関する任用資格を取得。福祉現場での直接支援を仕事とすることを志す。

卒業後は生まれ育ったさいたま市へ戻り、社会福祉法人さいたま市社会福祉事業団に就職。介護老人保健施設にて直接介護の現場を経験し、介護福祉士と社会福祉士を取得する。

法人内では高齢者分野、障害者分野、児童分野と多種の福祉現場での経験を積む。知的障害者の就業支援にも携わり、知的障害がありながらも仕事を持って頑張っているご本人とそのご家族を数年間見守ってきた。

自分の最もやりがいを感じる「人をサポートする」という仕事は福祉の現場だけでは無いということを感じ始め、色々な資格試験にチャレンジする。

在職中に行政書士、海事代理士、社会保険労務士試験に合格し、16年間在職した社会福祉法人さいたま市社会福祉事業団を退職。

行政書士と海事代理士を登録し、「行政書士・海事代理士花村秋洋事務所」を開業。特定行政書士にも登録済。相続分野では全国的にも数少ない「障害者専門の相続」を打ち出し、現在に至る。

【障害者専門の相続への想い】

2000年に「成年後見制度」がスタートし、この制度で多くの人が助かると期待が寄せられました。

私も福祉現場で勤務をしながらも、成年後見制度に興味を持ちはじめ、同僚達と研究を行い、法人後見のあり方について社内発表などを行ってきました。

しかし、福祉の現場経験を多く積んでいくことにより、成年後見制度の欠陥にも気付いていくこととなりました。

成年後見制度は大変画期的で優れた制度だと思います。しかし、多くの欠点もあります。

その一つは、「成年後見制度は本人を保護するために家族を犠牲にする」という側面です。本人保護機能が強力すぎるため、その周りの人間との関わりまでも遮断してしまうことがあるのです。

例えば、知的障害をお持ちの子を長年見てきた親御さんがいたとします。お子さんに成年後見人がつくことにより、家族の絆が破壊される危険性があります。

専門家による成年後見が始まり、お子さんの通帳は親御さんの手を離れます。成年後見人による「財産管理」が始まるからです。

それと同時に成年後見人による「身上監護」も始まることも忘れてはなりません。今まで親御さんやその他のご家族が本人のために行ってきた支援方法や医療に関するアプローチを行う権利は剥奪され、成年後見人に移ります。

しかしその成年後見人に知識や経験がある者が就任する可能性は著しく低いのです。倫理観や正義感のある専門家はたくさんいますが、知的障害や精神障害の現場経験のある専門家はほとんどいないからです。

倫理観や正義感は人それぞれで違いますから、それらが暴走した時は危険です。本人を含めた家族を奈落の底へ落とすこともありえるのです。

成年後見制度が本領を発揮するベストのタイミングはあるはずです。しかしそのタイミングは家庭の環境によって大きく違います。

それを一律のタイミング、例えば「相続が発生した時」などに統一させるのは私は間違っていると思います。

本人の幸せを追求するための制度であるはずの成年後見制度ですが、本人の幸せには「家族の幸せ」も当然含まれていると考えています。

障害者のいる家族の円満な相続

成年後見制度を利用することで家族が苦しんでいるのを見るのは本人にとっても大変辛いことなのではないでしょうか?

当事務所では、「本人の保護と家族の幸せ」という理想を追求していきます。本人と家族が今までと変わらず愛に溢れた生活を送っていただくことに全力を注ぎたいと考えています。

まだまだ力不足ではありますが、私の障害を持った方とそのご家族に対する想いを少しでも理解していただければ大変ありがたいと思います。

当事務所の看板犬「太郎」
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