「成年後見人をどうしてもつけたくない人が手にする本」という書籍を発売しました
令和5年8月、行政書士花村秋洋事務所が初の書籍「成年後見人をどうしてもつけたくない人が手にする本」を発売しました。
この本は、タイトル通り成年後見人をどうしてもつけたくない人に読んでもらいたい本です。
今まで当事務所に蓄積されてきた経験や知識を分かりやすく一冊にまとめました。
当事務所では、障害者や認知症専門の相続というものを行っておりますが、その業務を行うにあたっては参考にできるものというものはあまりありません。
なぜなら世の中に情報がほとんど出回っていないからです。
そのため、初めは手探りの状態でした。そして実際に手続きを行いながら知識を得てきたところがあります。
しかしこれは当事者であるご本人やご家族も同じだと思います。
ネットや書籍で情報を仕入れることも困難ですし、専門家からも「わからない」、「取り扱えない」と言われてしまうのですから。
そのため、これまで誤った情報に右往左往されられてきた当事者達に、しっかりとした情報提供を行っていくべきだと思いました。
今まで誰も教えてくれなかった「成年後見人回避の手段」の一例を例示
本書は、今までどこにも載っていなかった「成年後見人回避の手段」を例示したいと思い、リアルな事例についても載せています。
全て実際に行ってきた業務内容から得た情報ですので、いわゆる「活きた情報」です。
もちろん全ての情報を載せることはできませんので、一部ではあるのですが、ニーズがあれば今後は続編や別の観点での公開をしていきたいと考えています。
当事務所に多くのご相談が来る中で、「そんなこと言ってくれなかった」、「違ったことを言われた」などと言われることが多くあります。確かに私がインターネットや書籍などを見た時に「実際は違うんだけどな…」と思うことが多くあるのです。
ということは、その情報によって失敗してしまったご家族も多くあるということが容易にわかります。
実際に「成年後見人をつけない方法もあったのに成年後見人をつけてしまった」、「デメリットを教えてもらえずに成年後見人をつけてしまった」という方からの声も届いております。
そもそも「成年後見人を回避する」という方向性で考えさせてもらえなかった方が非常に多いのです。
そのため、まず「これを読んだら成年後見人を回避するという方法を考えることができる」という内容のものになっています。
とはいえ、本書はマニュアル本の部類ではあるのですが「これを読みながら手続きすれば専門家は必要無い」という類のものではありません。
なぜなら、実際の手続きには検討する点が多く、また本人や家族の状況に応じて注意する点が異なるため、一概にマニュアル化できないのです。
本書は「成年後見人をつけなくても大丈夫かもしれない」という可能性を持っていただくための実用書となります。
「成年後見人をどうしてもつけたくない人が手にする本」詳細
価格
1550円~(書籍サイトにより異なります)
書籍形態
・電子書籍
・紙媒体(アマゾンのみ)
・PDFデータ
販売サイト(令和5年9月現在)
・楽天kobo(楽天書籍サイト)※電子書籍では最安値で購入できます
内容一覧
- 全国で唯一「障害者・認知症専門の相続」を行っているワケ
- 当事務所への相談内容はどんなもの?【多くのお困りの声が日々寄せられています】
- 「障害者や認知症には必ず成年後見人が必要です」と相続の専門家が言ってしまう訳
- 成年後見人をつけない相続は可能【知的障害者や精神障害者でも諦めない】
- 成年後見人のデメリット【多くのお困りの声から】
- 意思能力や行為能力が無い者でも契約が可能?【成年後見制度の矛盾点と急所を解説】
- 知的障害者の相続のポイント【障害の程度・署名・施設・家族の理解・障害者控除・印鑑証明】
認知症の相続のポイント【年齢・症状・署名・家族の理解・遺産分割内容】 - 精神障害者の相続のポイント【症状の波・施設・手帳・障害者控除】
- 知的障害者等の相続分を0にする方法【障害者控除を使わない場合に取れる手段】
- コロナ禍等で入院・入所中に遺産分割協議書の署名押印をもらう方法【認知症等は特に注意!】
- 成年後見人をつけないための遺言内容のポイント【障害者控除・遺言執行者・分配方法】
- 自分が高齢者になったら何をしておく必要があるのか
- 今からでも簡単にできる親なきあと対策【重度障害編】
- 軽度や中程度知的障害者の親なき後対策は「成年後見制度」からいかに離れるかを考える
障害者・認知症の方がご家族にいる方は必携の本
以上、当事務所の書籍についてご紹介させていただきましたが、本書は障害者や認知症の方がご家族にいる方には必携の本となっております。
多くの方が陥っている成年後見人の負のスパイラルに陥らないよう、ぜひ本書で事前準備をしておきましょう。