入間わかくさ特別支援学校で成年後見人についての保護者向け講演を行いました

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成年後見人の必要性についての講演を行いました

令和3年2月25日、埼玉県入間市にあります入間特別支援学校にて、成年後見人についての講演を行いました。

高等部(職業学科)卒業を迎える生徒さんの保護者に向けたものであるため、内容は下記ようなものにしました。

  • 成年後見人等を必要とせずに生活していくための対処法
  • 成年後見人等が必要となるタイミング
  • 社会福祉協議会の日常生活支援事業について

(当日は保坂社会保険労務士と合同で行っています)

就職を目指す方とそのご家族に知っておいてほしい知識

なぜ上記の講演内容にさせていただいたのかというと、講演の対象が「就職を目指す(就職が決まっている)生徒さんとその保護者」であったからです。

就職を目指しているということは、ご家族のサポートがあれば成年後見人等を必要とせずとも生活を送ることができる方が多いでしょう。

そのため、「成年後見人等をつけること」を前提とした内容ではなく、「成年後見人等をつけないこと」を前提とした知識を知っておくべきだと思います。

まず知っておいてほしいことは「知的障害者が成年後見人等をつけるタイミング」についてです。認知症の方に成年後見人等がつく場合と大きく異なり、知的障害者に成年後見人等がつくタイミングで多いのが「父親または母親」が亡くなった時です。

そのため、認知症と比べて若年の時から成年後見人等をつける可能性が高くなり、費用の額も比較にならないほど高くなります。

そして「本当に成年後見人等が必要かどうか見極めること」についても重要性をお伝えしました。

「ただ周りや銀行などから言われたから」では後々後悔することになるでしょう。一度ついたらやめられないということも知らずに軽はずみに申し立てを行ってしまうご家族もいらっしゃるくらいなので、慎重に考えるべきだということを伝えました。

成年後見人の問題は人生の場面場面で顔を出してくる

ということで、知的障害をお持ちの方とそのご家族には、成年後見人の問題が人生の中で何度も顔を出してくるという可能性があります。

その中で「成年後見人の問題が出てきたらここに相談しよう」という窓口があると心強いものです。

当事務所では「成年後見人で困った時の相談窓口」としての機能も備えておりますので、お困りの時はぜひご利用ください。

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